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ロックの部屋

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TALK TALK

トーク・トーク『natural history』~エレクトロニック・ポップ度★★~



【ノー・ダウト】が【トーク・トーク】の「イッツ・マイ・ライフ」をカバーしていた事もあって、久しぶりに聴きたくなったトーク・トークです。

トーク・トークは1982年シングル「ミラーマン」でデヴューする。英のEMIは【デュラン・デュラン】に続くスター候補として売り出そうとする。なるほど、トーク・トークの初期のサウンドはデュラン・デュランにとてもよく似ていて、軽いエレクトロニック・ポップ、哀愁メロディーとヴォーカルのマーク・ホリスのヴォーカルはとてもファッショナブルでスター性に溢れている。

「イッツ・マイ・ライフ」はセカンドアルバムからのシングルでイギリスではそれほどヒットしなかったが、アメリカのダンス・チャートでは見事1位を獲得している。

《イッツ・マイ・ライフ》
♪おかしなものさ これほどまでに
 目がくらんでしまうなんて
 遊びの相手だったなんて
 考えたくもなかった
 君を失うのが恐かったから

 いつも自分に言い聞かせていた
 僕が納得できるような態度を
 君が一度でもとったことがあるかと

 これは僕の人生だ
 忘れないでくれ
 これは僕の人生だ
 ここで終わらせるわけにはいかない♪

これはダンサンブルなエレクトロニックナンバー、同時期ヒューマン・リーグやソフト・セルらもアメリカで人気があったことを考えると、売れて当然な音をしている。歌詞も突き放した痛快さがあって面白い。

サード・アルバムの『The Colour Of Spring』あたりになると、より詩的でセンチメンタルな曲風に変化していく。聴かせるエレクトロニックポップへと変化。

4作目の『Spirit Of Eden』ではより深遠なアンビエントな音響空間を創造している。ダンス・ポップ度は影を潜める。

《ルネ》
♪あの娘にはほのかな魅力があった
 あの娘は君にとって青春の思い出だった
 世間で評判だった君なのに
 あんな形で君を騙してしまうなんて
 僕のいうこと聞こえるかい
 近所に住んでる連中は口をそろえて
 こういうのさ
 近づくんじゃない
 彼女は色褪せた夢の中に住んでいると
 だけど彼らはそこにいたわけじゃない
 あの娘のほのかな魅力
 あの娘の不思議な雰囲気
 だけど彼らは実際に見たわけじゃない
 ほのかに香るあの娘の魅力を♪
 
この『natural history』は年代順に並べられたベスト集です。初期のエレクトロニックナンバーから後期のアンビエント空間まで、サウンドの変化が楽しめるし、「イッツ・マイ・ライフ」のメガ・ミックスヴァージョンも入ってます。ノー・ダウト好きなら必聴でしょう。


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